愛されすぎて・・・
今日は海デートの日で、未だにこれを着るのか・・・
ってまだ躊躇いがある。
カバンの中にタオルと水着を入れて準備して白のワンピースを来て、髪も緩く巻いて家を出た。
家の前で真司が待ってた。
私が出てくるなり、真司が抱きついてきた。
「結菜、おはよ!」
「おはよう。あの・・・離れて?」
これじゃ、歩けない。
前に進みたくても進めないじゃん。
「えぇ・・・仕方ないなぁ」
そう言ってしぶしぶ離れてくれた。
私の手をギュッと握って、駅へと肩を並べて歩き始めた。
あの水着・・・少しでも真司は可愛いと思ってくれるのかな?
ドン引きされることしか、考えられなくて、今更だけど、不安になる。