愛されすぎて・・・
委員長から頼まれた倉庫まで行って、扉を開けた。
・・・なんか埃っぽいな。
重い荷物を持ち上げて入った。
「・・・なんで・・・」
倉庫の中に真司がいた。
嬉しいんだけど、複雑な気持ちになる。
何が起きてるのかわからなくて、私の頭の中は大混乱。
でも、何もなかったかのように、私は空いている棚に段ボールをしまった。
「久しぶりだな」
さっきまでの沈黙を先に破ったのは真司だった。
「ほんと、久しぶりだね・・・」
気まずいし、今すぐ逃げ出したいような衝動に駆られる。
でも、今逃げ出したら、もう喋るチャンスがないと思った。
「幸せ?あいつと・・・」
「・・・うん・・・まぁ」