愛されすぎて・・・
1時間目の授業が始まった。
私の大嫌いな数学。
先生も好きじゃないけ、科目自体も得意じゃない。
「結菜。教科書見せて?」
「なんで?」
「今日持ってきてねぇ、教科書」
持ってきてないとか、学校に何しに来てんのよ!
ま・・・いいか。
「いいよ」
そう言うと机を引っつけて来た。
なんか意外と近いなぁ・・・
小学校のとき、普通にこうやってくっつけたけど、近いなんて思ったことないのに。
不思議。
・・・なんでだろう?
昨日、涼真と帰った時のもドキドキしたけど、また違うドキドキが今・・・
なんなんだろ・・・
「結菜!」
私の名前を小さい声で呼んで、ノートを見せてきた。
そこには・・・