I am ghost. ~私がココにいる理由~
久彦くんは驚いた顔をして私の方を見た
あ…『人』かは、わかんないけど…
「……う、ん。
知らなかった…」
知らせてなかったもん
「あー、うん、………うん…」
急に恥ずかしくなった
でも…別れたばっかだし、久彦くんも流石に無理だよね!
そもそも私、幽霊だし!
いいよ!何も思わなくて!
「え……あぁ…」
とっさに嘘をついてしまった
嘘だよ。
ホントは付き合いたいよ?
無理だって分かってるよ?
だって私は生きてないから。