戦闘学園〜特別魔導師養成学校〜

ルームメイトはお姫様







自己紹介を終えるとちょうど時間になったらしく、先生は、あたしたちに明日からの予定が書かれた資料を渡してからどこかへいなくなった。



席を立つと、クレアも立ち上がった。




「次は寮に移動するのよね」


「うん。クレアはどこの寮なの?」


「東の寮よ。リリアンは?」


「あたしは南。ちょっと遠いね」


「そうね。
寂しいときは遊びに行くかも、なーんて」




クレア...。



あたしのこと、変わらず見てくれるんだ。


本当に優しいなぁ。


クレアがいてくれたら学校生活も楽しそうだよ。




クレアに一旦別れを告げて南の寮に向かっていると、見覚えのある金髪男子と女の子たちが見えた。



あれは...。


うん、関わらないでおこう。



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