戦闘学園〜特別魔導師養成学校〜
「キミみたいなタイプが一番嫌いなんだけど」
「勘違いしないでくださる?
わたくしの属性は炎と風。金髪くんの水属性とは相性が悪いから、仕方なくあなたを選んでますの」
「...僕、手加減できないよ?
特にキミみたいなタイプの女には全力でいくけど」
「望むところですわ。
あたしの名前はノマ。以後お見知りおきを」
「今日で永遠に決別するのにそんな必要ある?」
うわっ、ライト、辛辣すぎ...。
どうやら彼はカチューシャちゃん...もといノマと対戦することになったみたい。
じゃあゼンは...?
「そこの金髪くんには、私の友人のどちらかと戦っていただくということでよろしいかしら?」
「んー。俺は女の子がいいなぁ」
...って、それだと必然的にショートボブの子だよね。
あっ、ショートボブちゃん、めっちゃ嫌そうな顔してる。
ライトみたいに異性が嫌いなのかな?
そこで、ゼンがある事に気付いた。
「あれ?
俺がボブちゃんと戦って、ライトがキミと戦うなら、そっちが1人余らない?」
「確かにそうですわね。
ヒール組からもう1人お願いいたしますわ」
「ならイアンしかいないな。おーい、イアン」
何ていう飛び火...。
イアンにとっては大迷惑だね...。