教えて、空の色を
「空………ねぇ…」
カラカラと缶の中で油性のペンキを混ぜながら
色を作っていく
紗由理の依頼は
「空を描いて欲しいんです」
「空?パン屋なのに」
パンとかなんかそんなもんじゃねーの?
「お店が樹なので…空の下の樹にしたいんです」
キラキラした目で話す紗由理にふうんと頷いたものの
空の気に入った色が出なくて悪戦苦闘していた
普段の絵の具とキャンバスとは材質も違うし
色の出方が思い描くようにうまく行かず中々希望通り行かなかった
気分転換に店を閉めて
…ちょっと歩いて高台の公園に行った
空が綺麗に見える
その名も『青空公園』
坂を登り切るとそこには見晴らし台となぜか鉄棒と、ベンチがある公園がある
そこには車は入ってこられないし、今は平日の昼間
小さな子が遊びに来るような場所でもなく
誰もいなかった
ベンチに寝そべって空を見れば真っ青な空に微かに筋雲が見える
秋…なんだよなぁ…
カラカラと缶の中で油性のペンキを混ぜながら
色を作っていく
紗由理の依頼は
「空を描いて欲しいんです」
「空?パン屋なのに」
パンとかなんかそんなもんじゃねーの?
「お店が樹なので…空の下の樹にしたいんです」
キラキラした目で話す紗由理にふうんと頷いたものの
空の気に入った色が出なくて悪戦苦闘していた
普段の絵の具とキャンバスとは材質も違うし
色の出方が思い描くようにうまく行かず中々希望通り行かなかった
気分転換に店を閉めて
…ちょっと歩いて高台の公園に行った
空が綺麗に見える
その名も『青空公園』
坂を登り切るとそこには見晴らし台となぜか鉄棒と、ベンチがある公園がある
そこには車は入ってこられないし、今は平日の昼間
小さな子が遊びに来るような場所でもなく
誰もいなかった
ベンチに寝そべって空を見れば真っ青な空に微かに筋雲が見える
秋…なんだよなぁ…