教えて、空の色を
あまり扱ったことの無いペンキで色を作っていく
(森の空なぁ……)
森の絵をまずは描いてみた
だけどそこに描く空はやはりあの抜けるような青さ
でも、それじゃあ紗由理の望む色じゃない……
そんな風に悩みながら作業をしていると
店に来客があったと、チャイムが鳴った
「おっと……」
急いで手を拭いて戻ると……
「こんにちは!」
現れたのは綺麗なつややかな髪に
ブルーグレーの瞳を持つ可愛い女の子がいた
「おっ、今日は一人?紅子ちゃん」
「はい、伏見くん今日は出張なんです…」
ふわりと小さな花が咲くように笑う紅子ちゃんは
オレの友だちの伏見くんの彼女
イイモノ堂のファンらしい彼女はたまに店舗に現れる
「ほーか、まぁゆっくり見ていきなよ」
「は、は、はい!拝見しますっ!」
ビシッと姿勢を正して敬礼する紅子ちゃん
その眼差しは真っ直ぐ
ちょっとズレてるけど…
これウケ狙いとかじゃなくて真面目なだけなんだろうなぁ…
伏見くんはモテる
オレほどでは無いけどモテるから
女を取っ替え引っ替え……それにいつも連れてる女の趣味が悪いと思って思ってたけど
紅子ちゃんに出会って変わったみたいだ
そう、紅子ちゃんは素直で優しくて明るくて
たしかに少し変わってるけど、すごく良い子だ
紅子ちゃんを選んだ伏見くんは見る目があると思う
(人間変われば変わるもんだ)
(森の空なぁ……)
森の絵をまずは描いてみた
だけどそこに描く空はやはりあの抜けるような青さ
でも、それじゃあ紗由理の望む色じゃない……
そんな風に悩みながら作業をしていると
店に来客があったと、チャイムが鳴った
「おっと……」
急いで手を拭いて戻ると……
「こんにちは!」
現れたのは綺麗なつややかな髪に
ブルーグレーの瞳を持つ可愛い女の子がいた
「おっ、今日は一人?紅子ちゃん」
「はい、伏見くん今日は出張なんです…」
ふわりと小さな花が咲くように笑う紅子ちゃんは
オレの友だちの伏見くんの彼女
イイモノ堂のファンらしい彼女はたまに店舗に現れる
「ほーか、まぁゆっくり見ていきなよ」
「は、は、はい!拝見しますっ!」
ビシッと姿勢を正して敬礼する紅子ちゃん
その眼差しは真っ直ぐ
ちょっとズレてるけど…
これウケ狙いとかじゃなくて真面目なだけなんだろうなぁ…
伏見くんはモテる
オレほどでは無いけどモテるから
女を取っ替え引っ替え……それにいつも連れてる女の趣味が悪いと思って思ってたけど
紅子ちゃんに出会って変わったみたいだ
そう、紅子ちゃんは素直で優しくて明るくて
たしかに少し変わってるけど、すごく良い子だ
紅子ちゃんを選んだ伏見くんは見る目があると思う
(人間変われば変わるもんだ)