君の見る世界に僕がいた
クラスの中心人物。
それが僕だった。
でも僕はそれに違和感を感じていた。
みんなを盛り上げる面白いやつなわけでもない。
コミュニケーション能力が優れているわけでもない。
みんなを引っ張っていくリーダー気質でもない。
僕をはどちらかというとクラスでおとなしいほうだし、自分から人と関わろうとしないような、そんな人だから。
だけどなぜかクラスの枠を超えて学年、いや全校の人が僕を知っている。
なぜか、か。
もう答えはわかっている。
顔だ。
今までの人生でたくさんの好意を寄せられてきた。
それに気づいてなかった僕はその好意は僕自身を好いてくれたものだと勘違いをしてありがたく思いながらも丁寧に断っていた。
でもそれに気づいてしまってから僕は人から寄せられる好意を信用出来なくなってしまった。
自分すらも。
自分が寄せる誰かへの好意も本当のものじゃないんじゃないかって。
いつからだろう。
そうやって周りの人たちに一枚の透明な壁と境界線をはってしまったのは。
あの頃から僕の何かが止まっている。
自分から誰かに話しかけることはほとんどないし、ましてや友達を作ろうなんてあの頃からしてこなかった。
でも悔しいくらいに僕はそんなことしなくても人気者になれた。
毎日誰かに話しかけられて、楽しくもない話に無駄に笑って、したいことも出来ずに過ぎていく時間。
僕の中の何かが止まったあの日から僕は探している。
僕の"居場所"を探している。
それが僕だった。
でも僕はそれに違和感を感じていた。
みんなを盛り上げる面白いやつなわけでもない。
コミュニケーション能力が優れているわけでもない。
みんなを引っ張っていくリーダー気質でもない。
僕をはどちらかというとクラスでおとなしいほうだし、自分から人と関わろうとしないような、そんな人だから。
だけどなぜかクラスの枠を超えて学年、いや全校の人が僕を知っている。
なぜか、か。
もう答えはわかっている。
顔だ。
今までの人生でたくさんの好意を寄せられてきた。
それに気づいてなかった僕はその好意は僕自身を好いてくれたものだと勘違いをしてありがたく思いながらも丁寧に断っていた。
でもそれに気づいてしまってから僕は人から寄せられる好意を信用出来なくなってしまった。
自分すらも。
自分が寄せる誰かへの好意も本当のものじゃないんじゃないかって。
いつからだろう。
そうやって周りの人たちに一枚の透明な壁と境界線をはってしまったのは。
あの頃から僕の何かが止まっている。
自分から誰かに話しかけることはほとんどないし、ましてや友達を作ろうなんてあの頃からしてこなかった。
でも悔しいくらいに僕はそんなことしなくても人気者になれた。
毎日誰かに話しかけられて、楽しくもない話に無駄に笑って、したいことも出来ずに過ぎていく時間。
僕の中の何かが止まったあの日から僕は探している。
僕の"居場所"を探している。