きみだけは


あの人は、理科教師の宮田先生だ。


私は、過眠症でいつも保健室にいる。


しかも、人間恐怖症なのだ。


身内と、宮田先生とだけは普通に接していられる。


人が怖いので、人が来ない旧校舎の保健室にいる。


「ハァ、そろそろ課題しないとなぁ。」


クラスに行けないので、ここで授業の課題をする。


黙々と、課題をしていたら、ものすごい眠気が私を襲った。


もう・・・、もうすぐで終わったのに。


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