すれ違う思い
「えっ…」

奏の声で俺はびっくりした

「目、覚めたか?」

「うん…」

良かった。と思っているのに、口に出して言えない。
俺はどこまで弱気なんだろう…

「どうして、奏斗がここに?」

奏斗。奏にそう呼ばれるだけで胸が高鳴る

「お前が俺の目の前で倒れたんだよ」

ホントにびっくりした。
心配もしたし…

「ごめんね、心配かけて。
もう、大丈夫だから戻ってもいいよ」

俺は、ショックだった
奏に嫌われているような気がして。
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