題名のない恋物語



「なんか楽しみだなあー」

「そうだな。あ、理紗このあと暇?」

「うん、なんで?」

「なんか親が帰り遅いらしくてさ、俺鍵持ってないんだけど弟と妹どっちも友達の家で」

「弟くんと妹ちゃんは鍵持ってないの?」

「持ってないらしい。2人とも俺が持ってると思ってたって」

「あらら」



それはにいちゃんが悪いな。



「暇つぶし付き合ってくんない?」

「全然いいよーどこかいく?」

「じゃあカラオケ!」

「えーやだ。涼歌下手だもん」



ちなみに涼の歌下手レベルはジ〇イアン並みだ。



「えーじゃあボーリングでも行こうぜ」

「あり!」




ボーリングなんて久しぶりだったが、中学の時は結構やってたし得意だったので自信がある。涼をギャフンと言わせるぞと意気込んだ。



< 19 / 63 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop