題名のない恋物語



ほどよい感じの服装ってどんなだろう。男の人と出かけたことなんてないからわからなすぎる。本当にこういう時、経験がないって嫌だなと思った。


姉は散らかってた服をだいたい片付けると、


「とりあえず男は揺れるものが好きって聞いたから、揺れればいいんだよ」


そう言って部屋から出ていくと、姉は大量のイヤリングを持って戻ってきた。






「おお!揺れるもの!」

「貸してあげる。先に服決めよ」





なんて素敵な姉なんでしょう!と拝んでいると、笑顔でハーゲン◯ッツなと言われた。恐ろしい。


姉は私をベッドから追い出すと、気合の入った様子で私の足を軽く叩いた。





「脚出せ脚!JKなんだし今のうちに出しておかないと損よ」

「でも私基本的に足が隠れるものしか持ってないけど…1番短くて制服のスカート(膝上)です…」

「私の貸す!」



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