舞桜
不安。不安で満たされた、アテクシの心。

駄目よ……………
気を、確かに持たなくては!!

「霧が、晴れてくれたら…………ッ!!」

その瞬間に、ビュッと風が吹き荒れて、あっと言う間に、霧は、晴れた。

「あ。」

誰?
彼処にいるのは。

身分は結構高そう。それに、とても、美しい。

でも、如何して?
着ている衣は極上品だけど、朽ちてボロボロ。
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