君ノ記憶 ~忘れられない初恋~
夜の公園は昼、小さい頃お兄様と来た時とは
違っていて真っ暗。
街灯は一二本程。

私は街灯の下のベンチにに座って

《これからどうしよかな… 》

ため息をついた。
視線の先にある綺麗な夜桜を見つめる

「綺麗…こんな綺麗な桜初めて見た…」

小さい頃から病弱でなかなか外に出してもらえなかった私はこんな真夜中に1人で公園なんか来たこともなかった。

「何処か…誰も私の事を知らない世界に行きたい…」

初めて見る夜桜を見つめながらそう呟いていた

《眠い… 》

時刻は夜中の3時くらいだろうか。

急に睡魔が襲ってきた私はベンチに持たれながら深い眠りについた
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