突然降ってきたキセキ~今日から私がイケメンアイドル!?~
気まずくなって出ようとすると、陽希くんと大和くんが楽しそうに話しながら入ってきた。


えっ!?


や、ヤバいヤバい!


さすがに2人も入ってくるのは耐えられないよ!


どうしよう!?


女1人。結構気まずいよ!?


頭の中が真っ白になる。翔くんはそんな私の腕を引っ張って岩影に連れて行った。


「ったく、タイミング悪いな...」


彼の筋肉質な腕に抱き締められ、胸に頭を押しつけられる。ドキドキと心臓の音が急速に早くなっていった。


「あれ~?翔のヤツいないじゃん」


「外に出たのかもね」


バレないように息を殺す。段々苦しくなってジタバタしてしまった。


「じっとしてろ。ゆっくりでいいから息しろって」


「...は、はい...」
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