突然降ってきたキセキ~今日から私がイケメンアイドル!?~
悪魔のような、彼の怪しくて色っぽい笑顔。そんな彼もカッコ良くて、ますます胸の奥がドキドキとして熱くなった。


「お前は慣れてないからな。どうしてほしい?」


唇をそっと指でなぞられる。こんな事されたら、離れたくなくなるのは当たり前で...


「とにかく、私の傍にいてほしいです...」


甘い悪魔に豹変した翔くん。


甘く誘うみたいな魅惑の声が、何度も耳元で囁かれた。


「俺の事、好きって言えよ」


「っや...嫌、です...」


そんな事言われても、ただでさえ恥ずかしいこの状況で言うなんてもう限界。


恥ずかしくて本当に溶けちゃいそう...


「言えないのか?」


翔くんの熱い視線は、私だけに注がれている。最大限の平静を装っていても、体は恥ずかしさで熱くなっていく。


「好きだぞ、なつめ...」


あっ...ダメ。耳は...
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