突然降ってきたキセキ~今日から私がイケメンアイドル!?~
陽希くんはまたペロペロキャンディーを舐めている。そのせいか怒っていても何ら説得力がない。
「どうすんだ!バカ!事務所の外をよく見てみろ!」
陽希くんに言われて、私と翔くんはおそるおそる窓からこっそり外を見た。道路上には大量の記者がワラワラと群れをなしている。
「どうしてくれるんだー!出れなくなっちゃっただろー!」
陽希くんが翔くんに掴みかかり激しく揺さぶる。大和くんはすかさずとめに入った。
「落ち着け、陽希。今はそんな事してる場合じゃないだろ」
至って落ち着いている大和くんとは正反対に、陽希くんはなだめられても関係なしに怒っている。今回ばかりはさすがに申し訳なかった。
「っ...ごめん、ね...私の、せい...だよね?」
「ああ、全部はなつめのせいだよ!」
誰にでもなく出た言葉。それに陽希くんが食い気味に答える。すぐにマズいと思ったのか、陽希くんは口を手で覆って少し焦った顔をしていた。
「あはは!だよね!私のせいだよね!」
「いや、なつめ...」
「どうすんだ!バカ!事務所の外をよく見てみろ!」
陽希くんに言われて、私と翔くんはおそるおそる窓からこっそり外を見た。道路上には大量の記者がワラワラと群れをなしている。
「どうしてくれるんだー!出れなくなっちゃっただろー!」
陽希くんが翔くんに掴みかかり激しく揺さぶる。大和くんはすかさずとめに入った。
「落ち着け、陽希。今はそんな事してる場合じゃないだろ」
至って落ち着いている大和くんとは正反対に、陽希くんはなだめられても関係なしに怒っている。今回ばかりはさすがに申し訳なかった。
「っ...ごめん、ね...私の、せい...だよね?」
「ああ、全部はなつめのせいだよ!」
誰にでもなく出た言葉。それに陽希くんが食い気味に答える。すぐにマズいと思ったのか、陽希くんは口を手で覆って少し焦った顔をしていた。
「あはは!だよね!私のせいだよね!」
「いや、なつめ...」