突然降ってきたキセキ~今日から私がイケメンアイドル!?~
翌日、何事もなく1日が終わって学校の玄関を出た。


いや、退学の件はどうにもなっていないけど。


とりあえず保留にしてもらっている。


早く何とかしなくちゃ。


学費の事ばかり考えながら校門を出た瞬間、


「やっほー」


って目の前に停まっていた乗用車から窓を開けて顔を出したのは...


「安藤さん!?」


不審者...ではなくBaby-Xのマネージャー、安藤さんだった。


「来ちゃった♪」


「いや、『来ちゃった』じゃなくって!」


何でこの人、私の通ってる学校知ってるの!?


イケメンなのに行動が気持ち悪くて鳥肌が立つ。しかしそんな私をよそに安藤さんはヘラヘラしていた。


「大丈夫だよ。犯罪者じゃないから」
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