突然降ってきたキセキ~今日から私がイケメンアイドル!?~
「しっかりしろ、なつめ」



ドクンッ。



...初めて、名前呼ばれた...


またあの妙なドキドキがよみがえってくる。
今日の私は何だかおかしい。


「みんな、最後まで盛り上がろうねーーー!!!」


陽希くんの大声にハッと我に返る。もう既に曲は終わっていた。


「何やってんだよ2人とも。ボーッとしてんなよ」


「悪い」


陽希くんがプクッと頬を膨らませる。私は「strawberry・kiss」しか覚えていないので次の曲からは控え室にいた。



~1時間後~


「あぁ~、まだドキドキしてる...」


熱くなりっぱなしの頬を押さえる。


大体、いきなりあんなカッコいい事するのが悪いんだってば。
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