突然降ってきたキセキ~今日から私がイケメンアイドル!?~
よりにもよってムカつくこいつと。



その事実が受け入れられずボーッとしていると2人がいきなり部屋に入って来る。私はすぐさま部屋を出た。


...あんなカッコいい人と、キスしてしまった。


しかも相手はイケメン人気アイドルの水本翔。


更に言えば...私のファーストキスだった。


ムニッ


「...いやぁあ~...信じたくないよ~...」


そっと唇に触れてみる。柔らかい感触を思い出してボンッと顔が熱くなった。


     ・・・・・
...ダメだ。さっきの事が、頭から離れない...



軽いキスだったのに、とろけちゃうくらい甘かった。



初めてのキスは、好きな人って決めてたんだもん。何もあんな最悪な人とじゃなくたっていいじゃ~ん!


「何七面相してんの?」


陽希くんがドン引きした顔でこっちを見ている。慌てて緩んだ顔を元に戻した。
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