突然降ってきたキセキ~今日から私がイケメンアイドル!?~
「い、いや、ちょっと待ってください!『選ぶ』って何ですか!?」


その場の空気に流されそうになったが、我に返って立ち上がる。


ていうか、何で2人が私に迫ってるんですか!!


勝手に進む物事に依然としてついて行けてない。


翔くんも大和くんも、一体どうしちゃったんだろう...


早くこの場から逃げ出したい気持ちでいっぱいになる。だけど2人の綺麗な瞳が私をロックオンしていた。


「...早く選べよ。どっちに触れられたいのか」


2人からの甘い選択肢に惑わされる私ってバカ。ほんとバカ。


大和くんの方が優しくて、カッコ良さでは互角だけど性格は100%勝っている。


だから、もし触れられるなら大和くんの方がいいに決まってた。



なのに...



何で、翔くんがいいんだろう...


自分の気持ちが分からない。
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