突然降ってきたキセキ~今日から私がイケメンアイドル!?~
心の中では私も陽希くんと同じくらいにワクワクしている。


だけどそんな私の気持ちをぶち壊したのは翔くんだった。


「お前、まさかとは思うけどスク水なんか持って来てないよな?」



...は?



はぁああぁあ~~~!!??


「何言ってるんですか!!当たり前でしょ!」


翔くんの信じられない一言に、ワクワクしていた気持ちが徐々にイライラへと変わっていく。


いくら何でも今は女子の姿だし。女子相手にこんな酷い事言うなんて絶対にありえない!


ケラケラと笑う翔くんにこっそりとキックをかます。すぐに捕らえられてしまった。


「俺に喧嘩売ろうなんて、100万年早い」


「うるさいです。大体、100万年も生きてられません」


大和くんが慌てて私達を引き離す。私も翔くんも野良猫同士の喧嘩みたいに睨み合っていた。
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