突然降ってきたキセキ~今日から私がイケメンアイドル!?~
「まあまあ、2人とも落ち着いて。早く遊ぼうよ」


なだめすかされ、イラ立ちつつも車に水着を取りに行く。


全く、翔くんは...!


トランクを開け水着が入ったバッグを探す。


しかしここで1つ異変に気がついた。



...あれ?バッグは...?



なぜだか分からないけど、どんなにまさぐってみても私のバッグが見当たらない。


「...え?えっえ!?嘘でしょお!?」


パニックになってひたすら探す。だけどみんなのバッグをどけても見つからなかった。


「なつめ、何アホな顔してんの?」


陽希くんをはじめ、みんなが私のあたふたしている様子に気づいて駆け寄って来る。そこで事情を話すと翔くんが大げさにうんざりした顔をした。


「何だ、そんな事かよ。いちいち騒ぐ事でもないだろ」


「そんな事って!」
< 66 / 130 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop