突然降ってきたキセキ~今日から私がイケメンアイドル!?~
彼の嫉妬心を知ってそう感じた。


まさか翔くんを好きになるなんて、ちょっと不本意なんだけど。


でも、もうこの気持ちは否定出来ない。



好き...なんだ。



チュッ


「なぁ、言えよ。好きって...」


顔の角度を変えてはキスを交わす。もどかしそうな彼を愛おしく思った。


「...好き、です...」


もう独り占めされてもいいから、私の全部を好きにしてほしい。


好き...


思いが伝わると、翔くんは満足そうに微笑む。今度は逆に私が攻めた。


「...翔くんも、『好き』って、言ってほしいです...」


「っ...!調子に乗んなよ...」


翔くんが顔を真っ赤にして口を覆う。
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