突然降ってきたキセキ~今日から私がイケメンアイドル!?~
陽希くんはペロペロキャンディーを舐めながらイタズラっぽく微笑む。大和くんもどこか嬉しそうだ。
「聞いたぞ。翔、キスシーンあるんだって?」
陽希くんがいじわるくニヤニヤしている。思わず脇腹に1発拳を入れた。
「痛いぞなつめ。アイドルに暴力振るうのはルール違反だ」
「もう!だったら余計な事言わないで!」
怒って私は2人から離れ台本の内容をよく読んだ。スペシャルドラマなんだけど、その序盤でキスシーンがある。
改めて内容を読みまたタメ息が出た。
「はぁ...」
さっきから、ズキンズキンと胸が痛い。体調が悪いのとは違う。
これは多分、翔くんのキスシーンに対しての痛みだ。
そしてこれは...きっと、嫉妬してるんだと思う。
こんな感情で翔くんを振り回す事だけはしちゃダメって分かってるけど。
現実を見たくないから、ひたすら台本と向き合うしかない。
「聞いたぞ。翔、キスシーンあるんだって?」
陽希くんがいじわるくニヤニヤしている。思わず脇腹に1発拳を入れた。
「痛いぞなつめ。アイドルに暴力振るうのはルール違反だ」
「もう!だったら余計な事言わないで!」
怒って私は2人から離れ台本の内容をよく読んだ。スペシャルドラマなんだけど、その序盤でキスシーンがある。
改めて内容を読みまたタメ息が出た。
「はぁ...」
さっきから、ズキンズキンと胸が痛い。体調が悪いのとは違う。
これは多分、翔くんのキスシーンに対しての痛みだ。
そしてこれは...きっと、嫉妬してるんだと思う。
こんな感情で翔くんを振り回す事だけはしちゃダメって分かってるけど。
現実を見たくないから、ひたすら台本と向き合うしかない。