突然降ってきたキセキ~今日から私がイケメンアイドル!?~
「なつめくんとキスシーンって想像して赤くなってるんだよ」


「えっ!?そ、そうなんですか!?」


大和くんがコソッと耳打ちしてくる。


言う通りだとしたら照れてるって事?


「か、翔、くん...」


「ん?」


私は背伸びすると翔くんの耳元に唇を寄せた。


「私...翔くんとなら、いいです...よ?」


「...だーまーれ」


首根っこを掴まれる。態度とは裏腹に彼は嬉しそう。


「ま...お前がどうしてもっつーならいいけど」


「意地張っちゃって」


「張ってねえ」


陽希くんのからかいにムキになる彼が子供っぽくて凄く可愛い。


「あの、監督。こちらにいい人材がいますよ」
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