スコール
「あ、そうだ!今日はお昼過ぎリコの友達が駅前のパフェ奢ってくれるんだって!藍もくるよね?!」

「すごい行きたい話題のとこ?でも今日あたしも用事あるんだ!また誘って!!!」

「了解!任せろっ」

駅前のパフェ屋さんは今話題奮闘中の
カラフルで可愛いくて美味しいらしい。

「そーいえばさ、宮田に最近田崎がよく笑うようになった。ありがとうって言われた!」

あいつ何いってんの
「あたし、そんな笑ってなかったかな」
「問題児だったんじゃない?」
「中学時代伝説のヤンキーに言われたくない。笑」
「リコたちがずっと一緒にいるから問題視されてたって宮田が言ってたわ」
「あたしも 明後日面談だった気がする。だるいな」

あたし別に問題児でもなんにもないのにね。
は〜あって深呼吸した。

「そろそろ行きますか!藍また明日ね!」
リコが河原を駆け上がった。
ブンブン手を振ってる。

本当に元気がいいんだから。
呆れながら手を振り返した。
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