スコール
始まってしまったのなら
仕方がない

学校に行く準備をするしかなく
軽く朝ごはんを済まして
メイクをして制服を身につけていく。

最後に
…ブレザーの袖に腕を通した。

玄関のすぐそばに置いてある
全身鏡に向かい
無表情のあたしから
にっこりスマイルの あたし へ。

放課後またこの全身鏡に向かうまでは
悩みなんてなさそうな健気な 1人の女の子になって
いつも通りを過ごさなけれいけない。

ローファーのつま先を鳴らして
登校した。



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