春恋
ギイと心地よい木の音が響く。
この高校は最近大幅に改装をしてほとんどは綺麗だが、この図書室だけは昔からてをつけていないらしい。
木でできたまさに「古風」なつくり。
この時代なのに電気もなく、あるのは各机に置かれたランプだけ。
ほとんど日の光だけでこの図書室は動いている。
かなり広いのと、本棚ひとつひとつが高く、びっしり本が詰まっていることで、遅くなるとかなりホラーになる。
だから図書委員は必死で仕事を終わらせるのだ。
ここで俺、あることに気付きます。
「おいてきちゃった・・・・・?」