好き が多すぎて。
次の日は土曜日。
昨日のことがあり、バイトが憂鬱で仕方ない。
土曜日も先生は部活の顧問で、17時まで連絡できない。


バイトは10〜16時まで。


結花「なんとか前田さんに会わないで終わらないかなぁ。」


そんなことを呟きながら、バイトへ向かった。


店長「おはよー!」


結花「おはようございます!」


店長「目腫れてる?大丈夫?」


結花「あ、寝不足で、、!大丈夫です!」


店長「そう?無理するなよ!」

わしゃっ

頭を撫でられ、店長は立ち去った。
ほんと優しい。


丸川「おはよー♪ゆいちゃん♪」


結花「おはようございます!先輩久しぶりな気がする!」


丸川「テストで休み貰ってたからねー!受験やだ〜。。」


丸川先輩は高校3年。大学受験を控えてて、最近休みが多い。


結花「そういえば、先輩も〇〇店のホットケーキ行きたかったってほんとですか?!」


丸川「ん?そんなこと言ったっけ?覚えてないなぁ。まぁ機会があれば行きたいけどね♪」


結花「あれ?今度前田さんと私と先輩と3人で行くって前田さんが、、」


丸川「え?前田さんが?聞いてない!私、言われてないよ?」


結花「え?ほんとですか?!」


そこに丁度前田さんが現れた。
逃げようとしたので引き止めて聞き出した。


副店長「あっと〜、、いやその、、」


結花「どういうことですか?」


丸川「どうせゆいちゃんとデートしたかったんでしょー?」


結花「えっ?」


副店長「ごめん!どうしても結花と行きたくて、、」


結花「先輩も来るって嘘ついてたんですか?」


副店長「当日来れなくなったってことにしてって今日頼むつもりでした。。」


結花「はぁ、、。」


丸川「呆れた〜。そんな手使わなくてもデートくらい普通に誘わなきゃ〜!
嘘ついたら嫌われますよ、副店長!」


副店長「ごめんなさい。。」


結花「もういいです。作業に戻ります。
先輩!またあとで!♪」


副店長は丸川先輩にそのあと何か言われてたけど、
私は前田さんと居たくなかったのでその場を離れた。


バイトの時間も終わり、いつも通り店長にポンとされ、
ほのぼのして帰ろうとしたら前田さんがきた。
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