どれほど好きかと言われても
言うなれば、林檎。
先輩の顔は真っ赤に染まった。
まるで茹で蛸、今にも湯気が出そうだ。
「…っ、川島の意地悪、ばか!」
散在暴言吐いたって、
罵詈雑言を投げかけたって、
結局あんたが戻ってくるのは俺のとこなんだって、
そこんとこ、ねえ、ちゃんと分かってる?
「大好きだよ、ばーか!」
この面倒くさい先輩のこと、どれほど好きかと言われても、答えるなんて、絶対無理。
「俺もです」
先輩のこの笑顔に、溺れちゃったから。
fin.
先輩の顔は真っ赤に染まった。
まるで茹で蛸、今にも湯気が出そうだ。
「…っ、川島の意地悪、ばか!」
散在暴言吐いたって、
罵詈雑言を投げかけたって、
結局あんたが戻ってくるのは俺のとこなんだって、
そこんとこ、ねえ、ちゃんと分かってる?
「大好きだよ、ばーか!」
この面倒くさい先輩のこと、どれほど好きかと言われても、答えるなんて、絶対無理。
「俺もです」
先輩のこの笑顔に、溺れちゃったから。
fin.