しあわせのプレゼント
そんな凌也くんの全てが愛しくて。
今度は私から、凌也くんの唇に私のそれを────
「(うそ……っ)」
最悪だ。
こんなつもりじゃなかった。
でも、考えてなかったんだ。こんなこと。
───身長、足りない。
「(今なら私、死ねる…)」
ボッと顔に血が集まるのが分かった。ものすごく恥ずかしい。
でも、
「……カコ、おまえ」
「すきっ……!!」
「…っ」
「凌也くんのこと、大好き…!」