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第二楽章

汐莉side 学校にて

「おはよー！」

「芽以、おはよう」

今、あいさつしてきたのは、久原 芽以(くはら めい)。
小学生の頃からの親友で、たくさんケンカしたりしたけど、今では、何でも言い合える良き友達なんだ。

「汐莉、来月コンクールあるよね？
絶対、見に行くからね‼」

「ふふっ、ありがとう、楽しみに
しててね」

「今回のコンクール、何の曲で挑むつもり
？課題曲とかないの？」

「今回は自由曲だけなんだ。珍しくない？」

そう。基本的には、課題曲と言って指定された曲と、自由曲と言って自分の好きな曲の２曲で採点されるんだけど。
今回のコンクールは珍しくて自由曲のみなんだ。