不合理なオフィスラブ 〜嫌いな同期との攻防戦〜

「チーフ。朝から何かありましたか?」


チーフの側に立つ私には目もくれず、胡散臭い爽やかな表情で私達の傍に立つ。


「早速で悪いんだけど、あの企画を藤宮さんと進めてもらっていいかな?」


「えっ……藤宮と、ですか?」


一瞬、ヤツの声が曇る。


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