不合理なオフィスラブ 〜嫌いな同期との攻防戦〜

恥ずかしさが残るこの気持ち。


でも、少しでも君に届いてほしいから……。



あまり上手く表現できないこの想いをヤツのスーツの裾を引っ張ることで少しでも伝わればいいなと私なりの精一杯な表現で訴えてみる。



ギュッと引っ張った裾から、ヤツの身体がビクッと震えたのが衣擦れの音から伝わってきた。


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