不合理なオフィスラブ 〜嫌いな同期との攻防戦〜

「……ッ……」


い、痛いよ……っ。



睨みつけて、表情で訴えた私の目尻に浮かぶ涙をヤツの熱い舌でやんわりと掬っていく。



驚いて瞳を見開いた私から――。



しっとりと潤うその憎らしい唇で、私の心を甘く溶かし、唇を容赦なくいたぶっていった。


< 180 / 264 >

この作品をシェア

pagetop