不合理なオフィスラブ 〜嫌いな同期との攻防戦〜

「ちょっと待って。天宮、少し落ち着こう!」



ここまできて、怖じ気づき尻込みしだした私に。



「もう、充分待った」



後ろを振り返らず、そう一言こぼして。



荒い手つきで部屋の扉を開き、
電気をつける余裕もなくダブルベッドの上に乱暴に放り投げられた。


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