不合理なオフィスラブ 〜嫌いな同期との攻防戦〜

「ああ~~っ!!私のDIANAの靴が!!」


ベッドの上で右肘をつき上半身を起こして、天宮のネクタイを掴んで引き寄せる。


「……ッ……」


怒りから鼻息の荒い私の左右に両手をついた天宮が、少しクセのある前髪のすき間から妖しい笑みを浮かべていた。


やっ、なに!?



「てめぇ、覚悟しろよ」


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