不合理なオフィスラブ 〜嫌いな同期との攻防戦〜

▼８ 愛してるってきかせてよ

「んっ……」



少し寝返りをうった先に、堅いなにかによって道を阻まれているのを感じて目が覚めた。



そこには、夢じゃない現実が待ち構えていた――。



私の双方に捉えた信じがたい光景は、
ほどよいバランスのとれた筋肉を惜しみなくその肉体美を晒した無防備に眠る天宮の姿だった。