不合理なオフィスラブ 〜嫌いな同期との攻防戦〜
▼ エピローグ
カーテンの隙間から入り込む光で目覚めた私は、以前と同じ状況だけれどあのときとは想いが異なる光景に、胸のうちでグッと込み上げてくるものがあった。
横を向いて、逞しい腕枕に頬をすり寄せる。
無防備に眠る司を見て、
このままときが止まればいいのに……なんて恋する乙女みたいなことを思ってしまった。
「おはよう、月子」