不合理なオフィスラブ 〜嫌いな同期との攻防戦〜

ご、ごめんなさい。
許して下さい。


その声を聞くと、身体が異常に反応します。


心拍数が尋常じゃなくて、このまま失神しそうな勢いです。



目をぎゅっと瞑って、服を胸元からギュッと握り、そう繰り返し胸の内で唱えていた私の耳元で魔王は冷たく囁いた――。




「嘘つき」


< 24 / 264 >

この作品をシェア

pagetop