不合理なオフィスラブ 〜嫌いな同期との攻防戦〜

「行くぞ」


そう言って、ヤツが私の手を取り歩き出す。



「ちょっ……」


「はぐれられたら迷惑だ」



腕時計に目を走らせながら、ぐんぐんと引っ張られてひこずられるように人混みの中をぬっていった。


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