不合理なオフィスラブ 〜嫌いな同期との攻防戦〜

思っていたよりもその厚みのある胸板をスーツ越しから感じとり、不覚にもドキドキと胸が高鳴る。



あっ、ラベンダーの香り。



柔軟剤の香りなのかヤツの部屋の香りなのか――。



緊張のあまりどうでもいい事を反芻していた。


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