もう一人の住人~私が体験した怖い話~


「三つだから、次が最後ね。

誰か質問してー。」



寮長さんが一年生へ向けて声をかける。



私もなんとなく視線をさまよわせていると



灰色の上下セットに有名なフルーツの妖精が描かれた

色の白い、かわいい女の子が手をそっとあげた。





「あ、お願いします」




その子を当てると、


「趣味はなんですか?」って聞いてきてくれたので「ケータイ小説を読んだり書いたりすることです。」とこたえた。




そして、質問タイムが終わり、椅子が人数分戻された。


先輩方がお菓子の詰め合わせの袋と紙コップにいれたジュースを配ってくれる。







そして、なんとなく妖精の服の女の子の横に座る。





「ねぇ、どこでかいてるの?」



横から声がした。あの子が私の方を向いて話しかけてくれたのだ。




「野いちごかな...。」




「え、うちもだよ。


名前は??」



そして、お互いをファン登録した。




< 11 / 23 >

この作品をシェア

pagetop