もう一人の住人~私が体験した怖い話~
「三つだから、次が最後ね。
誰か質問してー。」
寮長さんが一年生へ向けて声をかける。
私もなんとなく視線をさまよわせていると
灰色の上下セットに有名なフルーツの妖精が描かれた
色の白い、かわいい女の子が手をそっとあげた。
「あ、お願いします」
その子を当てると、
「趣味はなんですか?」って聞いてきてくれたので「ケータイ小説を読んだり書いたりすることです。」とこたえた。
そして、質問タイムが終わり、椅子が人数分戻された。
先輩方がお菓子の詰め合わせの袋と紙コップにいれたジュースを配ってくれる。
そして、なんとなく妖精の服の女の子の横に座る。
「ねぇ、どこでかいてるの?」
横から声がした。あの子が私の方を向いて話しかけてくれたのだ。
「野いちごかな...。」
「え、うちもだよ。
名前は??」
そして、お互いをファン登録した。