恋人期間0日
4

『ゆっくり話がしたいから。』
と、彼の部屋に案内された。

期待と不安で足が震える。
なにを話すつもりなのか。
あの様子から見て、
おろせと言われることはないだろうけど…

「体、しんどいだろ。ソファーでも椅子でも床でも、楽にしてて。」
そう言って彼はキッチンに向かう。
私はソファーに座ることにした。

「飲み物はー?コーヒー、はダメか。お茶でいい?」
「ありがとう。」

彼が、2人分のお茶を準備して戻ってくる。
彼は、机を挟んで反対側に私に向き合うように座る。




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