Am I What Colors?ー元姫の復讐ー〈リメイク版〉
蓮央はなぜか怪しく笑うと、どこかへの部屋に消えていった。
...で、戻ってきた彼が持っていたのは、なんと私が通う王蘭高校の制服。
しかも女子用。
...わぁ。
「...蓮央ってそういう趣味?」
「はぁ?
何言ってんだ、これはお前が着るんだよ」
バサリと投げ捨てられたそれ。
サイズを見てみると、私より少し大きめだった。
これが蓮央の物じゃないとすると...
もしかして、元カノの物...とか?
思い出の物とっておくとか、わりと女々しいところあるんだね。
しかもそれを私に着せるなんて...。
てか、なにこれ。
学校行けってことですか?
「着ろ。遅刻だけど、今から行くぞ」
「...今までの話聞いてた?私、友達もいないし、行かないって言ったんだよ?」
「話し相手になりそうな奴ならいる」
「...は?」
「多分、歩が同じ学校だ」
...歩が!?
え、一度も会ったことないけど...!?