Am I What Colors?ー元姫の復讐ー〈リメイク版〉
その場の全員は、固まっていた。
復讐だなんて物騒なことを言ったからだろうか。
それともそんなことをしようとしている私に幻滅したのかな。
...どっちでもいい。
何て思われようが、私が決めたことだから。
「...面白いな」
蓮央は口角をあげた。
と思ったら、圭太や諒真もなぜか笑い始める。
歩や真浩はしかめっ面。
...何この状況?
なんで笑ったりむくれたりしてんの?
「本田。やっぱお前を姫にする」
「はぁっ...!?」
「手伝わせろよ。お前の復讐」
な、何言ってんの...こいつ。
手伝わせろって何?
意味わかんないことばっかなんだけど!!
「落ち着け、蓮央。姫が混乱してるだろ」
「じゃあ圭太から説明してやれよ」
「そのつもりだよ...。
お前に任せると権力乱用しかねないからな」
蓮央が圭太にバトンタッチ。
ちんぷんかんぷんの私に、丁寧に説明をしてくれるらしい。