幸せの詩
―――次の日。
『ふぁ〜あ………』
また、朝が来た。
今日という日が始まる。
私は支度をし、リビングに向かった。
―――…
「美穂はね…今日から入院なの」
「なんでなんだ?美穂、どこか悪いのか?」
「なんか、肺炎らしいのよ。詳しく検査してもらえなかったから、よくわからないんだけどね…」
「そうなのか…。病院、変えなくていいのか?
肺炎じゃなかったら…どうすればいいのか?」
「そうね…。とにかく、今日病院に行ってみるわね。」
お母さんとお父さんが話しているのが聞こえた。
私はこっそり、身を潜めて聞いていた。