君にあずけたもの
いったい何があったんだろう…

私には全く理解不能だった。

ただ、先生と陸の間にはお兄さんにもわからない何か見えない絆があるということだけはわかった。


呆然と立ち尽くす私に要がそっと近寄ってきてつぶやいた。

『なぁ…お前
本当に今、この二人のつながりを知りたい?』

え……

知りたい…
うん…知りたい。

でも、なんだろう
この血の気が引いていくこの感じ

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